
待合室は憩いの場
秋山歯科医院の待合室には3人掛けのソファーがひとつ、一人掛けのソファーがふたつ。それにテーブル。雰囲気は自宅のリビングそのものです。
長く広くオープンな受付は、低いカウンターキッチンのようです。
というのも、私達の目指す歯科医院がアットホームな医院だからです。
医療を提供する側と患者様との間に隔たりを作りたくない。なんでも気軽に話せる関係でありたい。そんな想いから設計した待合室なのです。
開業して13年。この想いはきちんと形となって良い雰囲気の待合室がそこにはあるように感じます。
受付スタッフとソファーに座っている患者様との会話や笑い声が診察室まで届くこともあり、手があけば私も診察室からその会話に参加したりします。じゃあその話の続きは来週ね!なんて言って帰られる方もいらっしゃいます。
とてもおもしろいなと思うのが、患者様同士も仲良くお話をされることです。お知り合いなのかなと思いきや、まったく面識のない方同士だったなんていうことが珍しくありません。受付のスタッフと待ってられる方たち皆さんとのお話が井戸端会議のようになったりすることもあります。
待合室で人生相談が始まることもあるし、うちの妻が長々と何かをソファーで話し込んでいるなと思ったら健康相談だったり、今夜は、釣りのプロの患者様に釣竿にリールを取り付けてもらったり、そこにはいろんなドラマがあります。
茅ヶ崎ならではだなーと思うのが、病院の玄関に時々野菜が届いたりすることです。
「先生!!いま畑から抜いてきてから置いてくよー」なんて大きな声が玄関から診察室まで聞こえてくることもあります。
私はそんな風に人が集う秋山歯科医院の待合室が好きです。そこには始めて来る方も含め、毎日多くの患者様がいらっしゃいます。
どんなに人数が増えてもどんなに忙しくても、この秋山歯科医院のスタイルは変わることなく続けていきたいと願っています。
キッズルームが診察室の中にある理由
最初は治療中のママの目の届くところ設置するのがお子さんも親御さんも安心でいいのではという考えで設置しました。
そして兄弟やママたちの治療をキッズルームから見ていたり、機械音を聞いていたりするせいなのか、初めてケアをするお子さんでも怖がることなく診察チェアに座ることができます。何をするのかされるのか、分からなければ大人だって怖いものです。それをなんとなくわかっているだけでも大きく違ってくるのだと思います。そして、キッズルームの楽しさを知っていることで、自分の診療が終わればまたそこへいける!というのも励みになるようです。なので、歯医者の玄関からまっすぐキッズルームへ来るお子さんもいらっしゃいます。私はそれを良しとしています。診察室の中ではありますが、そこが子供達にとっての癒しの場であるのなら自由に出入りしてもらいたいなと思うからです。
もうすぐクリスマス。今度はどんな新しいおもちゃを増やそうか。子供達の喜ぶ顔、夢中で遊ぶ姿、想像すると少し楽しくなります。
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